F1グランプリを統括するFIA(国際自動車連盟)が、「The FIRST Formula 1 Race! | 1950 British Grand Prix Highlights Colourised!」と題した映像を公開しました。これは、F1世界選手権が始まった1950年の第1戦、イギリスグランプリの模様をカラー化したものだそうです。埋め込みが禁止になっているようなので、こちらからご覧ください。
ドライバーは布製のキャップやごく簡素なヘルメットを被り、現代のような耐火性のレーシングスーツやグローブ、そして何よりシートベルトがありません。F1マシンも現在のようにドライバーを守る感じはまったくなく、ドライバーむき出しですね。
コースも藁を束ねたものがガードレールの代わりに積まれています。観客席との距離も近いですね。
70年以上、休まず続く伝統のグランプリ
この1950年から一度も途切れることなく毎年F1グランプリが開催されているのは、このイギリスGPと、イタリアGPだけなんです。
記憶に残る1987年のイギリスGP
1987年には日本人初のF1フルタイムドライバー、中嶋悟がロータス・ホンダからデビュー。その年の第7戦イギリスGPでは、1位はウィリアムズのナイジェル・マンセル、2位も同じくウィリアムズのネルソン・ピケ、3位にはロータスのアイルトン・セナ、そして4位に中嶋悟が入り、上位4台すべてをホンダエンジンが独占しました。
あの頃はリアルタイムで中継を観てたなぁ。