スマートフォン(以下スマホ)の容量について質問をよく受けます。その中には、容量を誤解されている方も多くいます。容量と言っても、通信容量、ストレージの容量、クラウドの容量など、いろいろありますので、わかりやすく説明したいと思います。
通信容量
1カ月5GBや30GB、無制限など、契約によって決まる1カ月に通信できる容量です。動画をよく観る方は多く消費します。自宅や会社のWi-Fiに接続すれば通信容量を消費しません。月間容量なので、次の月になればリセットされます。
電話番号による通話では消費しませんので、スマホを電話にしか使ってないという方は容量は必要ありません。
私は毎月5GBくらい、高校生は通学時に動画を観たりするので、35GBくらい使っています。
ストレージ容量
128GBや256GBなどスマホ本体の容量で、スマホを購入するときに選択し、後で変更することはできません。写真や動画、アプリを保存することで消費します。
動画をたくさん撮影する方は128GBでは足りない方が多いです。動画やアプリを削除すれば容量を空けることができます。写真を消せば良いですか?と聞かれますが、数百枚程度消しても容量はそんなに空きません。
機種によってはSDカード等を入れて、写真や動画を保存する場所に設定できます。
クラウド容量
iPhoneを使っている方から、ストレージが一杯と表示されるという質問がよくあります。確認すると、iCloudの容量が一杯になっています。iCloudとは、スマホの中ではなく、アップル社が写真などのデータをバックアップ(保管)してくれるサービスで、iPhone購入時に標準で有効になっています。しかし無料プランでは容量が5GBしかないため、すぐに一杯になってしまいます。
容量を増やすには2025年2月現在、50GBで月150円、200GBで月450円となっています。
私はiCloudは使わずに、写真はGoogleフォトやAmazon Photoにバックアップし、動画はYouTubeに非公開でバックアップしています。Googleフォトにバックアップした写真は定期的にiPhoneから削除していますので、ストレージ容量も余裕があります。