客先でパソコンのサポートを行うとき、新しいアカウントを作るときなど、パスワードを決める場面になることがよくあります。
お客様によっては、すぐにパスワードを決める方もいれば、迷われる方もいます。迷われている場合、「ランダムで良ければ作りますよ」と言ってアプリでパスワードを作ります。意味の無いランダムなパスワードの方が推測できずに安全です。


今までは、スマホの「パスワードジェネレータ」というアプリを使っていました。使う文字種など簡単な設定ができ、i(アイ)と1(イチ)など、似たような文字を使わないようにできます。
ただ、最近は求められるパスワードが複雑になったり、前記の似たような文字をもっと設定したくて、他に良いアプリがないかずっと探していました。
そこで使えるのが生成AIです。これだと、どんなパターンのパスワードも簡単に作ってくれます。似たような文字と、似たような発音を使わないように、以下の文字を外します。
- b(ビー)
- d(ディー)
- e(イー)
- f(エフ)
- i(アイ)
- l(エル)
- m(エム)
- n(エヌ)
- q(キュー)
- s(エス)
- t(ティー)
- 1(イチ)
- 7(シチ)
- 9(キュー)
ChatGPTでもGeminiでも試してみました。与えたプロンプトは、
「8文字のランダムな文字を5個作って。条件は、最初の1文字がアルファベット大文字、次の3文字がアルファベット小文字、次の4文字が数字で、bdefilmnqst179のどれも使わないで。」

バッチリです。似た文字が無く、発音しやすい文字列ができました。ChatGPTもGeminiも、過去に使ったプロンプトを簡単に呼び出して再生成もできるので、いつでも新しいパスワードをすぐに生成できます。記号を入れたり、使う文字や文字列の長さも簡単に変えられますね。