昔、妻がペットホテルを備えた動物病院でトリマーをしていました。ある日、一人暮らしのおばあちゃんが、飼われているメス猫の「ごんちゃん」をホテルに預けて入院され、そのまま天国に行かれました。
ごんちゃんは、ご親族に連れられ、おばあちゃんの葬儀におりこうに参列したそうです。でも、猫を飼えるご親族がいないということで、妻と私で相談して引き取ることにしました。私は子どもの頃からほぼ猫の居る生活で、猫が好きなのでウェルカムでした。ちなみに妻は犬派でした。

2001年3月、我が家に来たごんは、おっとりした優しいサビ猫でした。高齢ということもあるし、飼われていたおばあちゃんが優しかったんだと思います。
最初は人見知りをしていましたが、1カ月もすればすごく懐いてくれて、いつも私の膝に乗ってきたり、夜は布団に入ってきて、私の腕枕で寝ていました。その頃は妻も猫派になっていました。

まるでタヌキ

箱に入って寝る、猫あるある

息子が生まれると、まるでお姉さんのように息子を見守ってくれていました。




時には枕になり


耐えとる




腎臓を悪くしたごんは、2008年7月、天国のおばあちゃんに会いに行きました。
ごんちゃん、うちに来て幸せだったかな?