法人のお客様から、パソコンが起動しなくなったということで本体を預かりしました。3年前に納品した私が組み立てた Core i7 のハイスペックなデスクトップパソコンです。

 以前訪問して点検した時に、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)にエラーが出ていて、HDDを交換したほうが良いですよとアドバイスをしていました。いよいよHDDがダメになったようです。データはNAS(ネットワーク接続のHDD)に保存されているため、重要なデータはほとんど無いそうです。

 HDDはパソコンでいちばん故障の多いパーツです。消耗品であり、5年以上経つと壊れる可能性が高くなってきます。当たり外れもあり、5年経たずに壊れる場合もあります。振動や熱、埃などの使用条件で壊れることもあります。特にノートパソコンは使用中に衝撃によって壊れるという事例が多いです。

デスクトップパソコンの清掃
 このデスクトップパソコンは床に置いて運用されているため、中に埃がビッシリでした。埃が溜まると十分に冷却されないため、故障する確率が上がってきます。エアダスターを3本消費して埃を取り払いました。

 HDDを交換し、OSをインストール、デバイスドライバーをインストール、Windowsアップデートを全て行い、セキュリティソフトをインストール、Adobe Reader、Adobe Flashなどの定番ソフトをインストール、Microsoft Office、Windows Live メールをインストール、OSのパフォーマンス調整をし、イベントログ、デバイスマネージャでエラーが無いことを確認。壊れたHDDから取り出せるデータを移しました。後は納品して、ネットワーク接続、プリンター等の設定を行い完了です。