通信費を安く抑えたいという相談をよく受けます。携帯電話やスマートフォン・タブレットの通信費を安くする方法はいろいろありますが、通話し放題、ネットし放題での最安値は、ガラケーとSIMフリー端末の2台持ちで月々2,616円(税込)だと思います。2台持ちは面倒かもしれませんが、料金が安くなる他にも電池の持ちが良いなどのメリットもあります。

ガラケー&MVNO
 通話はSkype、LINE、Facebookで無料できる時代になりましたが、当然、相手も同じSNSを利用している必要がありますし、通話品質も若干落ちてしまいます。ビジネスで使うには電話番号を使った通話が必須ですね。

ガラケー

 ガラケー(フィーチャーフォン・従来の携帯電話)は携帯電話キャリア各社とも、2,200円で通話定額になりました。ただ、auだけパケット定額無しでも毎月割が適用される点が違います。au以外のキャリアからMNPでauのガラケーに乗り換えれば端末が一括0円になり、

 基本料 2,200円
 ユニバーサルサービス料 3円
 消費税 176円
 毎月割 -735円(2年間)
 合計 1,644円

 2年間は毎月1,644円(税込)で、どこにでもだれにでも通話し放題です。ただし、メールをするためにパケットを付けると、ネット300円+パケット定額(2GB)3,500円で5,444円(税込)と高くなります。パケット定額は強制ではありませんが、付けておかないと写真付のメールなどが来た場合に高額になるおそれがあります。ガラケーは電話専用とし、ネットは別の端末を使うのがオススメです。

MVNO

 SIMフリー端末を使えば、MVNOと言われるIIJやOCNの格安SIMが使えます。例えばdocomo回線を使うIIJの場合、月額972円でネットし放題です。2GBまで150Mbpsの高速通信ができ、それ以上は200kbpsになります。FacebookやLINEなどは200kbpsでも十分です。自宅や職場にWi-Fiがあれば、2GBでも十分足りると思います。外でネット動画をたくさん観るという場合は、7GBで2,764円のプランもあります。
 SIMフリー端末を如何に安く入手するかがポイントですね。ちなみにIIJやOCNなどのMVNOは、docomo端末でも使用可能です。中古でdocomoの端末を入手したり、人から使用済みのdocomo端末を譲ってもらえれば安くMVNOライフを始められますね。


SIMフリー端末

 国内でもSIMフリー端末が入手しやすくなりました。新品で入手できるオススメや定番の端末を紹介します。

  • Apple iPhone 5s
     iPhone 6が発売になりましたが、高い。でも、iPhone 5sもまだ公式に販売されています。16GBで57,800円と、Appleの製品としては安く入手できます。
  • Apple iPad mini Retina
     Appleのタブレットが良い場合は、iPad mini Retina 16GB SIMフリーモデルで51,800円です。
  • Google Nexus 5(LG製)
     Androidスマートフォンのリファレンス機で、16GBで39,800円。ワイモバイルでも販売していて、乗り換えだと一括0円で入手できます。2年間約2,500円のワイモバイルで使って、解約後にMVNOで使う方法もありますが、違約金を払ってでも半年で解約してMVNOに乗り換えた方が結果的に安くなりますね。
  • Google Nexus 7(ASUS製)
     Androidタブレットのリファレンス機で、40,937円。画面が大きい方が良い方にオススメ。
  • SONY Xperia Z Ultra
     私のお気に入り。国内ではauからと、Wi-Fiモデルしか販売されていませんが、ネットでSIMフリーモデルを輸入販売している業者から30,000円~39,800円で入手可能です。6.4インチという中途半端なサイズは、馴染んでくると絶妙なサイズになってきます。ネットはもうこれ1台で良い感じ。

まとめ

 私はdocomoのガラケー 2,379円と、SONY Xperia Z Ultra 972円の 2台、3,351円で通話し放題、ネットし放題です。
 これ以外にiPhone 5sが2,135円、Nexus 5が2,590円なので、4回線合計でも8,076円です。docomoのガラケーをauにMNPすればもっと安くなりますが、19年使っている愛着もあるし、今の端末が気に入っているので、もう少し様子見です。